東京にいた時、農薬不使用の食材を選んでいたからか、食費が月6万円はかかっていました。
当時の家賃は7万円。
食費は、もう一部屋借りれる金額でした。
そんな生活から一変、田舎の四万十暮らしに。
食材の調達先は、19時閉店のスーパー1件と、地元の方が作った野菜を販売している道の駅、良心市という無人販売所です。
スーパーは農薬不使用なものを置いていないので野菜は買いません。
良心市は、すぐに売れたり、野菜がない時も多く、あればラッキーという具合です。
また、道の駅は生産者さんが野菜を持ってこないと野菜がなく、おまけに17時閉店なので、うっかりしていると買いに行けなくなったりします。
謎の食料困難になることも(笑)
ところがーー
地元の方は大抵自分たちが食べる分だけ野菜や果物、お米を作っているので、買ったりしません。
農薬を使わない人も多く、露地栽培を行なっています。
そのうえ柿や山菜もそこら辺になっているから、潤沢です。
野菜がたくさんできるから、食べきれず枯れてしまうそうです。
畑でよく枯れているものを見かけます。
こっちで「これ持ってけー」と声をかけられ、
あっちでは「とってってー」
新米のとれる時期は、古米を頂いたりもします。ありがたや。
日本は自給率の低さや食料飽和、世界では食料困難になっている状況もあります。
四万十では今は新たまができていますし、地元の茶葉もとれます。
玉ねぎといえば北海道、お茶といえば静岡。
あなたはを何を買いますか。
何を選んで、何を食べるか。
四万十の豊かな生活者に囲まれながら、「今」この瞬間の小さな判断が私たちの未来につながるのではないでしょうか。