お茶処四万十の地元の人が家庭で飲む一般的な釜炒り茶の作り方・飲み方をご紹介。
1、お茶を摘む
お茶は一番上の新芽の部分を芯と言ってそれ以下の部分を葉ととらえ、1芯3葉が美味しいお茶の葉の基本的な場所です。
芯の部分は日が経つと他の葉同様に開いてきます。この芯が開くとお茶の新芽は固くなる一方でもんでも葉がまとまらず、味も薄まります。
こだわる人は1芯2葉とかもできますが、基本的に黄緑色の新芽の葉であれば美味しくいただけます。
2、お茶を炒る
お茶を軽く火で炒ります。
炒る時の鍋はできれば油をよく落とした鉄鍋がおすすめです。
少しきつね色になる葉がでるくらいで全体がしんなりするくらいが目安。
お茶農家さんは長時間煎るのでガスではなく薪で鉄鍋を熱しています。
3、お茶を揉む
炒った葉が熱いうちに手で揉みます。
擦るのではなく押す感じです。
圧をかけると葉から水分がにじみ出てきます。
葉が硬いとなかなか棒状になりませんが、柔らかい葉だとコヨリのようになります。
4、お茶を干す
天日でカラカラになるまでよく乾燥させます。
乾燥が甘いと湿気が多い時期にカビが生えるので要乾燥!
これが四万十で昔から作られている釜入り茶の作り方。
お試しあれ。