NPO法人RIVER

四万十流ほうじ茶の飲み方
【しまんとメモ 013】地元のお茶の飲み方講座

RIVER コミュニケーター

/四万十川

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お茶の飲み方は色々ありますが、よく飲まれるのは飲む前に炒って飲むほうじ茶です。 人によっては煮出した方が美味しいという人もいますし、そのまま蒸らした方が美味しいという人もいますのでそれはお好みで試してみて下さい。

今回は特にこだわり過ぎないごく一般的な飲み方のご紹介です。

 

鉄鍋

 

1、鉄鍋を用意する

四万十ではお茶をよく煎るのでお茶用の鍋では油を使わないようにしている家もあります。
一般的な家庭では鉄のフライパンの油をよく落とします。
アルミなどの鍋だと乾煎りしたときに鍋の臭いがお茶についてしまうので鉄鍋をご用意ください。

 

お茶煎り

 

2、鉄鍋の温度を上げてお茶の葉をいれる

お茶の葉はもともと乾燥しているので焦げやすいです。
サボって目を離すとすぐに焦げてしまいますので木のしゃもじなんかで常にお茶の葉を混ぜながら焦げないようにしてください。

煎り具合によって味が変わりますので、お好みの煎り加減を見つけるのも楽しみ方の一つです。
煎っている時に実際お茶の葉を食べてみればこれくらい煎ればこのくらいのお茶の味が出るということが分かってきます。

 

ほうじ茶

 

3、好みによって急須か煮出す

緑茶は80度がいいと言われますが、ほうじ茶は苦味成分が熱することでなくなっているので100度の熱湯の方がいいそうです。
または煮出して飲むのが好きという人もいます。
煮出すとお茶の味が強く出過ぎて上品な風味がなくなりますが、お茶の甘みやフルーティーな味わいもしっかり出ます。

 

好みはそれぞれなので何回か試してみると自分の好みの味がだんだんとわかるようになって更に楽しくなりますよ。