NPO法人RIVER

土佐人はイタドリ食い
【しまんとメモ 010】なんとなく矢っぽい見た目。

RIVER コミュニケーター

/四万十川

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イタドリ1

 

珍しい鳥の名前ではありません

 

RIVER2017春の号の特集は“イタドリ”。

「イタドリってナニ?」って? 

5月にもなると結構大きくなってわからなくなってしまっているかもしれませんが、もしかしたらご自宅の近くにもヒッソリ生えているかもしれません。

 

イタドリ2

 

「ポンッ」と収穫

 

意外と簡単に折れてしまうイタドリ。

茎の中は竹の様に空洞になっており、折ると「ポンッ」と心地よい音がする。

これがなかなかソウカイ。

(オモシロいからってイタズラに採りすぎないように!)

 

イタドリ3

 

で、イタドリってナニ!?

 

イタイタしい鳥の略称ではありません。

イタドリとは広く日本の野山に自生するタデ科の多年草であり、他県ではほとんど口にすることはないそうです。

が、高知では好んで食用とされる山菜です。

 

~イタドリの食べ方~

●皮を剥ぎます。(手でもピーラーでも良し)

●そのままでは酸味があるので、お湯につけサッとアクをとる。(浸しすぎるとイタドリ特有のシャッキリ感がなくなるので、タイミングが大事!)

●湯から出したら水に浸す。(3、4回水を換える)

●水にさらし終わったら、調理できます。(ゴマ油との相性がよく、炒め物も美味しい!)

※もしくは塩漬けで、冷凍庫に入れて長期保存可能(年中イタドリを楽しむ高知県民!酢の物も美味しい!)

 

「イタドリ食い」、ぜひお試しあれ。

また、よりイタドリを知りたい方へ。

RIVER2017年春の号では昔から四万十で山菜と共に暮らすおばちゃんたちに話しをお聞きし、かつてあったユタカさやイタドリの現状から見える今ある山の現状などを掲載しております。

 

■メモ

昔の人は皮を剥いでそのまま食べていたこともあったそうだ。この酸味がたまらんとか何とか…。

 

イタドリ4