NPO法人RIVERでは年3回会員紙「RIVER」を発行している。
それにあたりまず編集会議を行い、
「アレが面白いんじゃないか、コレがユタカなんじゃないか」
といった具合にメインの記事となるモノが決まる。
そしてそれが本当に紙面に載せられるのかどうか四万十を調査して、取材に出かけるというわけだ。
取材とは文字通り「材を取ってくる」ことになる。
今この記事を書いている私は四万十に来てまだ日が浅い。
なので、その土地で何十年と暮らしている方々の「積み重ねてきた日常」をお借りして記事を書く。
「キレイな四万十川」
が、
「今水面に出ている岩が見えないくらい水位があって、手をつっこめばワンサカ取れるほど鮎がいて、キレイといえばキレイだが昔はもっと色が青色だった四万十川」
みたいな形になってくるのである。
「聞くことは辿ること」とある方に教わったがまさにそれでその人の人生を辿るのである。
昔を知ることで「今」が浮かび上がってくるのだ。
そこにユタカサのヒントがあるのではないだろうか。
続く