さらわれたりなんかしません
田舎にいると車ばっかり乗ってしまう。
今日は久しぶりに歩いて仕事先まで行こう! と思いたって道を歩いていると、
途中、横を通り過ぎていったモミジマークがついている黒い車が私の前に止まった。
なんだろうなぁ、道にでも迷ったのかなぁなんて思い近寄って行くと、
「そこの道の駅までいくんやろ」
と、おじいちゃんが助手席を左手でポンポンと叩いて私を乗せてくれようしてくれた。
コレは軽トラの上です。
「いやいや、健康のために歩いとるんでいいんですよ、ありがとうございます!」
と、なんちゃって方言を入り混じりながら返すと、「そうかい」とニッコリ。
そして、おじいちゃんは去っていった。
「ナニガユタカナコトナノカ?」
私はその時、「ソレハヤッパリココロカナ」思うのであった。